さざみそのブログ

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【小説】GA文庫大賞 一次審査落ちした話【雑記】

 こんにちは、さざみそです。

 今日はGA文庫さんの小説新人賞の一次審査に落ちた話をしたいと思います。

 完全なる雑記です。あしからず……。

〇GAの 一次審査に 落ちたンゴ

 普通に落ちました。

 8月15日の18時~が第16回GA文庫大賞(前期)の一次審査通過者の発表だったので、それはもうルンルン気分で一日過ごしたわけですよ。

 会社からの帰り道、コンビニに寄ってふとケーキが目に留まり、『ケーキ、か……。まぁ受かってたらお祝いで、落ちてたらどんまいってことで買ってもいいな……』とかなんとか考えながら、それはもう浮かれてました。

 えぇそうです。『落ちたら~』とか言ってますけど、この時点で落ちてるなんて微塵も思ってないわけですね。ほんと、今思うとその気になっていた私の姿はお笑いだったぜ……。

 ちなみにケーキは買いませんでした。一日一回365日コンビニに行くとして、三万三千回くらい我慢すれば家建てられますからね。91年後まで我慢できるかな……無理だな。

 で、いざ18時。

 twitterからGA文庫さんのHPに飛んでページ内検索。

 sazamisoの『sa』で検索……出ない。

 出した小説の最初の二文字で検索……出night。

 一縷の望みをかけ最初から通して名前を探しても影も形もありゃしknight。

 落ちとるやんけと気付いた途端、泣き崩れる私。

 その日はもはや何も手につかず、ようつべ見て過ごしました。

 ありがとうようつべ。

 日々楽しいコンテンツを提供してくれるあなたが好きだけど、かけがえのない時間を無慈悲に奪っていくあなたが嫌いです。

 何はともあれ、かなり自信があった作品だったので普通に落ち込みました。

〇反省する

 落ちたことを嘆いていたところで作家にはなれないので省みたいと思います。

 評価シートはおそらく9月中旬頃に届くはずなので、それ見てからとも思いましたが、自ら分析したのと評価シートを比較しても結構面白いかもと思って先に反省です。自分の中で整理もできますからね。

 今回出した小説は、『現代日本で、突然やって来た魔王を名乗る少女を交通事故から助けたら結婚を申し込まれちゃって、主人公の平和だった日常が崩壊していく……』みたいなラブコメでした。

・落ちた理由の考察

 ネットで情報を探してみると、おおよそ一次審査は『小説としての体裁が整っているか』を見ているらしい(ここで言う体裁とは、小説大賞のルール(本文やあらすじの文字数制限とか、ちゃんと起承転結になっているか、オチはついているかとか)のこと)。

 ちなみに二次審査は『オリジナリティがあるか(既存の作品にないものがあるか)』で、三次審査は『売れるものであるか』。実際は編集部のみぞ知るなのでどうなのかはわかりませんが……。

 で、その基準から言うと、今回一次審査で落ちたということは、私が出したものは小説としての体裁が整っていなかったということです。文字数は何度も確認したので、おそらく中身の問題でしょう。

 思いつくまま挙げるとすれば、

 ①日常もんなのか感動もんなのかどっちかにしろやボケェ!

 ②この話で一体何を伝えたいんじゃワレェ!

 ③同じやり取りしすぎなんじゃタコォ!

 ④新鮮味がねェ!オリジナリティもねェ!

 こんなところでしょうか。極主夫道、面白くてお勧めです。

 真面目に考察します。

①話に一貫性がない

 今回応募したものは所謂キャラクター小説で、キャラが可愛ければそれでいいという意思を持って書きました。日常系です。

 なので、起も承もキャラ一辺倒で、話を通して伝えたいこと(テーマ)とかそう言うのは全くなし、あっちでイチャコラこっちでイチャコラと、物語はあってないようなものだったわけです。

 しかし、そこで私は欲を出し、転において感動する系に話を持って行ってしまいました。例えるなら、遊園地でメリーゴーランドに乗っていたら突然ジェットコースターばりの速さで回り始めたみたいな感じでしょうか。違うか。

 つまるところ、転は転でも、日常系の転(とある事情で別れるとか、喧嘩するとか)にしなければいけなかったのに、全く違う方向の転を入れてしまったというわけです。サザエさん世界で『波平危篤!』なんて誰も見たくないし、期待もされてないですからね。

 日常系と感動系、どっちつかずになったのがよくなかったのかもしれません。

②お話を通して伝えられるものがあったか

 物語を書く以上、何かしら読む人に伝えられなければならないのでしょうが、今回書いた小説にはテーマというものがありませんでした。

 ラブコメという関係上テーマの設定は難しい気がしますが、『キャラがとにかく可愛い』とか『くっつくのかくっつかないのかにやきもきする』とか『呼んでいてニヤニヤする』とか、おそらくその辺りを読者の方に感じてもらう必要があるのだと思います。

 その点、私の小説は最初から好感度マックスで、特に目立ったイベントがあるわけでもなく、ずっとイチャイチャしているというものだったので、何かを感じさせるということは出来なかったかもしれません。

③同じやりとりしすぎ問題

 ヒロインがぼけて、主人公がツッコむ。読み直したらそれしかしてなかった……。

 ヒロインとのやりとりは書いていて楽しいし、キャラの魅力を出せる部分だと思うのですが、食傷気味になるまでやるのはよくないですね。

④新鮮味、オリジナリティがない

 『魔法のない現代に魔王がやってきてラブコメする』という内容で書きましたが、特に魔法を使ってドンパチするわけでもないので、今思えば魔王である必要も魔法が使える必要もなかったかなと。

 物語に盛り込む以上、何かしらの意味は持たせないといけないわけで、設定を生かしきれなかった感は否めません。思いついた設定を生かせなければオリジナリティもなにもないので、もう一回起承転結から練り直す必要がありますね。

〇反省したので

 反省点を踏まえ、次回の新人賞に向けてまた頑張りたいと思います。

 それでは。