【イラスト】板タブがいいのか液タブがいいのか【感想】
こんにちは、さざみそです。
今日はデジタルイラストを描くうえで避けては通れない『板タブがいいのか液タブがいいのか』論争について、個人的な感想を述べていきたいと思います。
色味が~とかスペックが~とかの話はいっちょんわからんのであくまで感想です。
『ペンタブ買ってみようかな~』と考えている方へ、少しでも参考になれば幸いです。
ちなみに私は 板タブ→液タブ→板タブ(現在)の順で使ってます。
〇所感:どっちでもいい
ぶっちゃけて言うとどっちでもいいと思います。
ただこれでは身も蓋もないので、なぜそう思うのか説明――をする前に、それぞれの良い、悪いと思ったところを思いつく限り挙げていきたいと思います。
〇それぞれの良さ、悪さ
・板タブレット
《良さ》
①安い―――三千円程度で買えるものもある
②軽い―――液タブとは比べ物にならない
③持ち運びしやすい―――軽いのでなおさら バッグとかにも入れられる
④姿勢が悪くなりにくい―――正面(PC)を見ながら描くので
《悪さ》
①描き味が独特———パソコンの画面を見ながらの作業なので違和感がある
慣れてしまえば問題ない
好き嫌いが分かれる一番の要因な気がする
・液晶タブレット
《良さ》
①紙に書くのと同じ感覚(直感的に)で描ける―――画面に直接描きこむので
②描き込みしやすい―――細かい作業に向いてる
《悪さ》
①高い―――安いのでも大体二万円くらいはする(Amazon調べ)
②でかい―――机は間違いなく埋まる
③首とか肩が痛くなる―――下を見ながらの作業だから
④夏場熱い―――液タブ自体が熱を発するので(冬は暖かい)
それぞれの良さと悪さを総合的に比較してみると、
・導入のしやすさは板タブ、絵の描きやすさは液タブ
みたいな感じでしょうか。となると、
『絵が描きやすいなら液タブの方がいいじゃねぇか!』
と思われるかもしれません。
おそらく(おそらく!)一般的に液タブがお勧めされる理由もそのあたりにあるんじゃないかと思います。実際とても描きやすいですし。
〇どっちでもいいと思う理由
私は最近、液タブから板タブに変えました。理由は『肩がめっちゃ痛い』から。
液タブは多少なりとも腕を上げていなければいけないため、長く使っているとそれなりに肩にキます(使い方や年のせいもあるかも……)。
なので、板タブにすれば解消されるかなと思ったのが変えた主な理由です。
最初に板タブを使っていた経験から、『板タブにしたら細かい作業難しくなるんよな……』と不安に思っていましたが、実際に使ってみると案外そんなこともなく、絵のクオリティ自体はほとんど変わりませんでした。
それまで漠然と『液タブの方がいいに決まってる』と思い込んでいたので、肩透かしを食らったような気持ちでした。
それが『板タブでも液タブでもどっちでもいいんじゃないか?』と思った一番の理由です。
確かに描きやすさだけで言えば液タブレットが間違いなく優勝だと思います。
ただ、金額、導入のしやすさ、置き場など諸々を勘案すると、板タブレットに軍配が上がるところも多分にあります。
最終的には、買う時の予算や場所、どちらを使いたいかで選ぶのがいいのかもしれません。
私がお伝えしたいのは、『どっちを使っても案外変わらないよ』ということです。
〇最後に
これからタブレットを買おうと思っている方に一つだけお伝えしておきたいことがあります。
それは『良い機材を使ってください』ということです。
イラストは描けば描くほど上達していきますが、機材はいつまでたっても買った時のままです。
私はこれまでかなりの長期間、安い板タブ、安い液タブを使用してきました。
上手なイラストレーターさんの描き方を真似しながら、ペンの設定をいじったり、厚塗りやら水彩塗りやらと色々試したり……。
でも、『なんかお手本っぽくならないんだよなぁ』といつも首を傾げていました。(もちろん私の実力不足が原因でもあるとは思いますが……)
しかし、最近それなりの金額のする板タブを試しに買ってみたところ、描き味も、塗りやすさも、それまでのものとは全くの別物でした。
高いモノには高いなりの理由があったのだと、今更ながらに思います。
大抵の場合、描き始めた当初は安いものを使用されると思います。
描き続けるかどうかわからないから当然ですし、自分もそうでした。
ただ、ある程度続けてみて、『まだまだ描ける!』という意欲が燃え滾っていたとしたら、早いうちにそれなりのものに買い替えたほうがいいと、私は思います。
以上です。